2012年1月18日水曜日

次の世代を担う生徒に身につけて欲しい力


今日は中学、高校生に身につけて欲しいものを書いてみます。
いま、フィンランドにいて感じることは、小さな国だからこそ、本当に世界を見ているということです。
また、中国の方が世界に出ている勢いに驚かされます。
(ちなみに、来年度からクオピオでは中国語が高校で習えるようになるそうです。)

日本ともリアルタイム、無料で連絡が出来る世の中になっているからこそ、
国境さえも簡単に超えてしまうという力が必要なのだと思います。
Khan Academyやフィンランドの高校のビデオ授業など、
学ぼうと思えば、世界中のどこからでも、学ぶことが出来る世の中です。
日本という国に誇りを持つことは大切ですが、その中に小さく留まってしまわないように。
広い世界、自分たちとは違う考え方を持った人たちを見て、さらに自分たちを見つめられるように。
グローバル力といえば、安っぽくも聞こえますが、生徒たちには力をつけて欲しいものです。
(もちろん、私も自分自身を成長させていきますが。)


これからの世代を担う生徒たちに身につけて欲しい力。

1.自分への理解
  (ア)自己肯定
           自分に自信がある状態をつくる。ミスを恐れないようにする。
           そのためには、日頃から挑戦させる、ミスを許す雰囲気を作っていく必要がある。
  (イ)自立
      自分の身の回りのことを自分できるようにする。基本的な生活習慣。
  (ウ)夢
      自立をし、自己肯定の上で、夢を持つ。そうすることで、自然に夢へと進んでいく。

2.自ら学び、発信する力
  (ア)自ら学ぶ力
      学ぶことが好きであるように。最低限、嫌いにならないようにする。
      相対的ではなく、絶対的な生徒個人の成長を重視する。
      社会と学びをつなげ、学ぶ意味を自分で考えさせる。
  (イ)発信力
      読む、聞く、書く、話す力

3.他者と協力する力
   (ア)コミュニケーション力
      友達を作ることで、自分自身と他者の理解を深める。
      教員が教える必要はない。
   (イ)多様性の理解
      留学、旅集団ではなく、出来る限り少人数、個人で。
      理解するためには語学力が必要。
      まずは英語。その後、さらに第2外国語を増やしていく。
      あくまで、コミュニケーションの手段としての外国語を養う。
      卒業の目標は、少なくとも英語が話せると言えるようにすること。
      日本人である事への理解。多様性を理解するためには、自分を知らないといけない。

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