2013年2月15日金曜日

ノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス氏講演


モハメド・ユヌス氏の講演をお聞きする機会に恵まれた。

ユヌス氏は、バングラデシュのグラミン銀行の創始者であり、

マイクロクレジット(貧困者向けの少額の無担保融資)による

貧困問題への貢献で2006年にノーベル平和賞を受賞された方です。

 現在はソーシャルビジネスという、自らの利益を追求するのではなく、

利他の心で社会の問題を解決するためのビジネスをモデルにして、

世界中に広めるため活動をされています。



講演では、最初にユヌス氏が行ってきたことを簡単にお話されました。

今では有名になったマイクロクレジット(貧困者向けの少額の無担保融資)ですが、

始まりは小さな村からユヌス氏が個人的に始められたこと。

貧困問題という、とてつもなく大きな社会問題だろうと、

自分で解決できるとお考えになったことがきっかけだったこと。

ユヌス氏が作られたグラミン銀行は、従来の銀行と反対のこと
(今まで融資を受けれなかった貧しい人に、女性に、担保も必要なしに融資すること)

をしてきたということ。

そして、融資をした人たちにお金と共に、子供に教育を受けさせることなどをお願いし、

自らの力で貧困から抜け出す手助けとなっていること。



講演の最後に語られた、ユヌス氏からのメッセージは、

とても分かりやすく力強いものでした。

「君たちは若い。若いということは、想像力があるという強みがあります。

技術はいつもSF(サイエンスフィクション)に従って、発展してきました。

次は、どういう社会をつくりたいか(ソーシャルフィクション)を考えてください。

例えば、貧困がない、失業者がいない、病気で苦しむ人がいない世界を作りたいと

想像してください。

その社会に向けての問題を、自分がどうやって解決できるか考えてください。

私はそれをビジネスにすることを考えます。それが、ソーシャルビジネスです。

どういう社会を作りたいのか。

ソーシャルビジネスは、社会の問題を解決するためのビジネスなのです。

想像力が本当の力です。今存在していないものを考えて下さい。

問題が見つかったら、グラミン銀行のように、普通とは逆の解決方法を考えてみてください。

自分がそのことについて何も知らないと諦めないで。

想像力を使って、世界を変えてください。

これまでの社会ではお金を得ることが幸せ(Happy)でした。

しかし、他の人を助けることは、それを超える幸せ(Super Happy)なのです。

他の人を幸せにすることは中毒になります。ぜひ、行動してみてください。」




現在の利己の心が中心の資本主義社会に対して、

人間のもつ利他の心を信じてみたいと本気で考えられているユヌス氏。

われわれ人間はどのように生きていくのかを考えさせられた講演でした。

でも、想像力を生かして行動しないとね!

2013年2月4日月曜日

中学、高校生向け情報サイトオープンしました。

最近、Googleサイトという簡単にHPを作れるサービスを知った。

ブログは確かに便利である。

色々なリンクを付けて簡単に書き込める。

でも、あとで読み返すといった時に少し不便さを感じる。

ブログはどちらかというと一時的においておくためのサイトだと感じる。

それに比べてHPはしっかりと情報をまとめておくためのものである。

つまり、求める情報へのアクセスが早い。

私が考える中学生、高校生向けのwebサービスをまとめたサイト

この用途ではHPがいいと判断した。

Education×Crossing→ Educrossing

みんなの情報の交差点になれればと思う。

まだまだコンテンツは少ない。

でもこれから増やしていきます!