2012年1月8日日曜日

世界で最も教育を軽視している国、日本

こんな記事が書かれてしまう。情けないというか、何というか。


日経ビジネス「世界で最も教育を軽視している国、日本。」



少し引用させて頂きます。
「教育に対する公的支出の対GDP比率」において、日本はOECD加盟国中で最低なのである。
 教育に対する公的支出の対GDP比のOECD平均は5.0%である。これに対して、日本はわずか3.3%でしかない。OECD平均と比べてその比率が高い国、すなわち国家が教育を重視し、教育に対して戦略的に投資している国家としてまず挙げられるのはノルウェー(7.3%)、デンマーク(6.5%)、スウェーデン(6.1%)、フィンランド(5.7%)などの北欧諸国である。北欧諸国は高福祉・高負担型の社会民主主義的な国家運営を行いながらも、近年、経済が好調だ。これは、教育に対する重点的な投資が好調の裏づけとなっていると考えられる。

別に、北欧の国とそのまま比べることがいいとは思っていない。
フィンランドでは、塾産業なんてほぼ無いし、ほとんどの学校が公立学校だ。


そう、日本は国からお金が出ないから、私立たくさんあるのか、
私立がたくさんあるから、国からお金を出さないのか。
また、公立学校教育が足りてないと思っても、個人がお金を出せば塾にいけてフォローできるので、
国もそれ以上のお金を出さないのか。

私立がやっていることを否定するつもりはない。でも、私立だけがやっているだけじゃダメだ。
結果が出た所がノウハウをシェアして、日本という国に広めていかなければならない。




すべて私の個人的な意見だ。でも、今の日本にはみんなで同じ方向を向かって行こうという雰囲気が無い気がする。
ゆとりがダメだ、詰め込みは駄目だ、英語だ、なんだと少しのことにたくさんの反応をして、
コロコロを小さなことを変えるけれど、大きな社会は変わっていない。
みんなで、10年後、20年後、50年後はこんな国にしよう。って描けるビジョンがなくて、
(描いている人がいるが、まだまだ個人が描いているだけで)
目の前のことに不満ばかりぶつけている。
このような状況で誰が大局観を持っているのだろうか。


国民がもっと国の行く先を考えることを意識するような教育をして、次の世代がより良くしていくことを願うしかない。
今生きている人は、その恩賞を得られないかもしれない。でも、教育をすることは次の世界を作ることだ。私の恩師の言葉だが、いつも意識している。


教育って、本当に大切だなと、雪が降り積もるフィンランドから思うのである。



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