2013年1月27日日曜日

生徒の個人用情報端末(タブレットなど)の導入について


先日、教育現場での生徒用情報端末(タブレットやノートPC)導入について書きました。

教育関係の方がご覧になって、少しでも参考になれば幸いです。



タイトル
「生徒個人用情報端末の導入(iPadもしくはノートPCを生徒が一人一台持つこと。)」

私は今後の学校のICT化において、もっとも重要なのは生徒個人用端末を活用していくこ

とだと考える。その理由を3点に分けて説明させていただきたい。

1点目は、これからは21世紀型の学力が求められるということである。

これについては、色々な資料が出ているので、それらを参考にしていただきたい。

そして、この学力を身につけさせることは、必須である。

2点目は、これまでの日本の学校のICT化における、従来の授業にICT機器を取り入れて行

うという勘違いである。これまでのICT化では、従来型の教員が一方的に授業するスタイル

を、より魅力的に行うためにICT機器を導入するという流れがあった。

しかし、ICT化の本質は、より学力や興味・関心が多様化する生徒に対応する個別指導が

可能になることである。集団授業のためのICT活用というよりは、個別指導のための活用

と考えたほうが効果的である。

3点目として、生徒が個人用の情報端末を持つことのメリットをあげていく。

① 情報を獲得するための武器となる。

生徒が自らの興味・関心のある情報へのアクセスが容易になること。インターネット

にある膨大な量の情報にアクセスし、それをまとめるための武器となる。ニュース

自分の夢、勉強でのつまづきなど、多くの情報が詰まっている。

教員の頭<インターネットの情報である。

② きめ細かい個人指導のツール

例えば、電子黒板について、私の持っていたイメージは電子黒板に投影したものを

生徒の個人端末に配信し、生徒が手元で答えを作り、それを電子黒板で写しだすと

いうものだ。これにより、従来の教員が一方的に教え生徒が聞くというスタイルに

比べて、生徒がより多くの時間、全員で授業に参加することが可能になる。

これにより、集団授業の中での個別指導が以前よりも増加する。

l  また、授業以外では、キャリア教育として、自分の将来の夢に対しての情報

 (ニュース記事やイベントなど)を教員が、それぞれの生徒に個別で配信する

 ことが可能となる。

l  さらに、日々の学習状況の調査や、それに対するアドバイスなどもより細かく行う

 ことが出来る。生徒が持つ端末へのメールでの連絡により、24時間サポートする

 体制を作ることが出来る。

l  教員間での情報のやり取りも活発になり、それが場所を選ばずリアルタイムで

 行えることから、提出物の指導など、生徒への指導がより深くなると考えられる。

③ 21世紀型学力(考える、創出する、発信するなどの力)の育成につながる。

現在、インターネット上には多くの教材がある。大学が公開しているコースや、

数学などをオンラインで学んでいくことが出来る学習サイトなどが、次々と

オープンしている。端末を持ち、それらの情報にアクセスできるという環境で

あれば、それに対して自ら学んでいく自発的な学びが起こると考えられる。

さらに、学習系のアプリケーションの開発も進んでいて、これからもより増えて

いくことは確実である。現在でも、英単語帳、社会の用語集、数学の関数電卓、

映像の編集など幅広くある。これはゲーミフィケーションといって、楽しみながら

出来るように設計されている。このことは、特に学習にモチベーションが

向かない生徒を学習に向かわせる一つにきっかけになるはずである。

さらに、本当にやっているのかのチェックも出来るので、生徒にとって絶対に

やらなければならない強制力になる。

加えて、デジタル資料を使うと、発表や共有が容易になるので、生徒の発信力を

高めることにもつながる。

2013年1月7日月曜日

安藤美冬さん著「冒険に出よう」を読んで、行動!

ブログの更新をサボっていたことを反省。。。

最近読んだ本を紹介させて頂きます。


「冒険に出よう」安藤美冬


”未熟でも未完成でも、今の自分で突き進む。”

自ら行動することについて、とても強いメッセージを持った本だった。

彼女の言う「自分らしい生き方」は、

「自分の人生の手綱を、自分で握って生きる」
=主導権を他人に渡さない、自分が納得する働き方を実践する。

私が、今の生徒たち(大人たちにも)に本当にそうなってほしいと思うことだ。

この著者、安藤さん、本当にかっこいいなぁって思う。


そこで早速見習うのが、自分メディアを作るということ。

Twitter、Facebook、ブログとそれぞれの発信を組み合わせて、

自分の雑誌をつくる。

現在の、自分の雑誌のキーワードを考えると次のようになるだろうか。
「教育のICT化、iPad」
「行動する」
「きっかけを与える」
「フィンランド」

それは中高生に向けてでも、大学生に向けてでも、同業者に向けてでもいいのだろう。

自分が少しでもみなさんに情報を届けることになれればと思う。