2012年1月13日金曜日

教育は商品なのか?

フィンランドの教育について、自分の感じたことをまとめる文章を作ってます。
なかなか他の仕事で進みませんが。

そんな中、福田誠治著「競争しても学力行き止まり~イギリス教育の失敗とフィンランドの成功~」を読み返してました。

その中で、考えさせられた部分を引用させて頂きます。

「市場原理に当てはめれば、教育は商品、親子は消費者、学校は店舗、教師は売り子となる。
そして、知識、技能の売買行為となる。親は良い教育を買い求める消費者だと錯覚させられる。
教育を学校から買い求めることで、親の教育的な役割を放棄する。」


すごく考えさせられた。

私立学校は、この少子化の中でより競争へと進まされるだろう。
その競争に勝つために、教育を商品としてとらえ、その商品サービスの責任を学校が負う。
親子は自らの責任を感じつつも、学校にすべての教育の責任を押し付ける。
(親の学校への依存度合いが増加し、さらに生徒までも自らの学びを学校に依存してしまう。)
こんなことは、避けないといけない。

私たちの社会において一番大切なのは、次の世代、子どもたちである。
それを育てるのは、社会全体の責任であるはずである。

この国の教育は、どのように進むべきだろうか。

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