2011年11月11日金曜日

フィンランドの高校数学のテスト

高校数学にはロング(pitkä)と、ショート(lyhyt)があります。
ショートは6単位、ロングは10単位が卒業のために必要です。
どちらにも、それに加えて3単位のより発展的な内容を扱う単位があります。

ちなみにロングの10番目の単位は、積分でした。
数Ⅲの内容から置換積分、部分積分を除いた感じでしょうか。立体の体積までやっていました。

クラスには30人の生徒がいたのですが、
3時間時間いっぱいまでテストを受けた生徒が10人近くいました。
しかも、集中力がなくダラダラ受けているというわけではなくてですよ。

日常の授業中の態度と比べ物にならない位(笑)、きちんと机に向かっていました。
まぁ、全員高校2年生ですから、これ位当然なのかもしれませんが。。。


このように学校で、3時間しっかりと使って、テストを出来るというのは、
勉強してくればどんな子でも点がとれるということにつながっているのかなとも思いました。
時間がなかった~なんて言い訳させてもらえないですし。

そして、電卓、公式集を持込可で行うということは、

生徒は解くプロセスにのみ集中すれば良いことになります。
基本となる公式を覚えることを必要としないテスト。


計ろうとしているものが違うのでしょうね。

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