2011年11月11日金曜日

フィンランドの高校の定期考査

本日はテストについて書こうと思います。
重ねて言いますが、あくまでこの記事は私が今いるフィンランド、クオピオの高校で見たことを書いています。
フィンランド中がその通りかどうかは分かりませんので、ご了承ください。
しかし、一年間通して現場からの実感を書き綴ろうとしております。


フィンランドの高校は5学期(jakso)制で、
1学期に8つの単位が用意されています。1つの単位は週3回です。
この学期の終わりにそれぞれの単位でテストがあります。


そしてここからは、日本の高校生には羨ましい内容ばかりかもしれませんが、、、

テストは、1日1個のみ!
 今週の火曜日から来週の水曜日までがテスト週間で、1日1つずつテストがあります。
 (1日だけ、授業が少ない2つが重なっています)

しかも、テスト時間は9時から12時まで3時間!!
 今日の数学では、大問が9つあり、そこから7つを選択して解くというもの。
 分量は日本の1時間での定期考査と変わりません。
 教科によっては、さらに長い場合もあるそうです。
 今日は始まって1時間で退室する生徒から、2時間半かけて頑張る生徒までいました。

さらに、数学について言えば、関数電卓と公式集は持ち込み可!!!
 特に関数電卓は、しっかりと数値で答えを出さないといけないので必須です。

さらにさらに、テスト前日に、次の日のテスト対策授業がある!!!!
 テストは12時で終わり、12時15分から、次の日のテストの先生の教室に行き、テスト対策授業を受けます。
 数学では、演習が中心で、生徒は先生に質問したりなどしてました。

そして、これは教員目線ですが、テスト作成はすべて先生に任されているとのこと。
つまり、同じ授業を教えていても、それぞれの先生によりテストが違うという事です。
話し合って作るという事はあるそうですが、すべて自らの責任で作成、採点できるという事です。

また、解答用紙は生徒が自分でA4ノートから切り離して持ってくるというのも、おもしろいと思いました。

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