2012年9月30日日曜日

日本はグローバル化出来るか。学校の多様性


夏休み中に読んだ橘 玲さん著(日本人)がグローバル化について非常に面白い視点で書いてありましたので、ここで紹介させて頂きます。

この本では、他にも日本人論について書いてあり、後日それもご紹介させて頂きます。非常に面白かったです。

この本では、結論として日本がグローバルスタンダードの国に生まれ変わることはものすごく難しいと主張されている。

なぜか、それは、日本の社会に他者がいないから。
日本がグローバルスタンダードの国になるためには、その前にまず、社会がグローバル空間に変わらなければならない。グローバル空間とは、包摂できない他者と共存せざるを得ない世界のことだ。
ところが、日本では他者はイエに包摂されるか、さもなくば排除される。この二者択一で社会の秩序が維持できる限りは、ローカルルールを変更する必要はない。他者とは、人種や宗教、文化や母語が異なる非日系日本人が「同じ人間として平等に扱え」と要求するのがグローバル空間である。現在のように政治や行政から会社、学校に至るまでほとんどの組織が日系日本人で構成制されている限りは、グローバルになる理由はどこにもない。

グローバルな社会、そしてそこで生きる考え方と言われたとき、アメリカが思い浮かぶ。
それは、彼らの国が移民によってつくられた人工的な社会であるから。
グローバルスタンダードはアメリカ人にとって都合のいいルールではない。人種や性別、宗教で国民を差別しないルールをアメリカを舞台として作り上げただけ。
アメリカ企業の能力主義も、能力以外で労働者を差別してはならないというグローバル空間のルールのこと。

アメリカがグローバル化を作り出しているのではない。少しでも豊かになりたいという一人ひとりの経済行為の集積が、グローバルな貨幣空間を自己増殖させていく。それと同時に、正義や公平を求める人々の抵抗によって、リベラルデモクラシーが拡張していく。グローバル化というのは、人々の欲望や正義感情によって、グローバル資本主義とリベラルデモクラシーが世界を覆っていく永久運動のことだ。アメリカという国の本質がグローバルなのだ。


これは学校の英語教育でも同じである。
英語を話す機会がないと学ぶ意味はない。
ということは、英語で話さなければいけない環境を作ればよいのだ。
具体的には、学校教育の場に留学生を増やす。
そうすれば何がおこるか。日本語が不自由な(または全く話せない)留学生がいることで、
生徒も先生も英語を使う機会が増える。
これにより英語を学ぶ意味が飛躍的に変わってくると考える。

日本の学校の多様性。いかがだろうか。

2012年9月23日日曜日

自分を見つめ直す(コントリビューション、ビジョン・ステートメント)

日本に帰ってから、どうしても勢いがなくなっていた。

でも、もう一度ここからギアをあげていきたい。

先日ハンズで購入した、フランクリンプランナーを使っての目標管理を始めた。

前までは手帳を持ち歩いていたが、ipadとiphoneのコンビに変えてから、

どうも目標管理が弱くなっていたからだ。

「私のコントリビューション・ステートメント」
 私は人や組織の成長を助ける。
 人にとって、目標を持ち、それに向かって行動し、
 イキイキと生きていくサポートをする。
 組織にとって、独自の視点でアイデアを提案し、
 勢いのある組織を作るサポートをする。
 常に人のためになることを考え、自分にしか出来ないことで貢献する。

「私のビジョン・ステートメント」
 教育に関わる者として、人が目標を持ち、
 それに向かって行動していくことをサポートする。
 声掛け、フォローを欠かさず、人から頼られて相談される。
 さらに、人を巻き込んで一緒にイキイキした人を世界に増やしていく。


2012年6月23日土曜日

学校を変えていくということ

教育という仕事はとても重要な仕事だ。

なぜなら、教育にはその生徒の人生がかかっている。

それだから、大きな失敗は出来ない。

大きな失敗が出来ないということは、自らが今までやってきた知っていること、

自らの経験に即したことを常に行っていくのが、一番良い道だ。

生徒は変わっていくのだから、自分は変わらなくても良い。

このように考える教員は多い。

昔の教え子が感謝しているから、昔の生徒が出来るようになったから。

自らのスタイルを磨き上げ,その中に留まろうとする。

それを続けてきた結果が、今の世の中だ。


今思っていること,学校を変えていくには、日本一の成果を出していくには、

先生を、授業を変えていくしかない。

2012年6月3日日曜日

笑みの隠れた力

TEDより
「笑みの隠れた力」

今日も笑っていきましょう。

2012年3月21日水曜日

フィンランドの教育の特徴(箇条書き)


先日帰国しました。
そこで、フィンランドの教育について、私が見てきたものを簡単にまとめてみます。
日本の教育現場体験者から見た特徴ということで、一覧して頂ければと思います。
プレゼンやレポートも用意するつもりですが、まずは箇条書きで。

★教育全体の仕組み
 高校進学率50%、専門学校の充実。
 大学までの学費が無料でいつでも学べる環境
 義務教育では学習成果の平等を重視。最低限のことを全員が身につけることが優先される。
 私立学校がほとんどない。全員に平等な教育を行う。平等であることをみんなが望む国民性。

★学校の仕組み
 HRはなく。授業ごとに先生の教室を訪ねる。
 選択する授業や振り分けられたグループにより登校時間、下校時間が違う。
 HRの代わりに全校放送が毎朝かかる。
 長期休暇中の課題などはない。6月〜8月中旬まで夏休み。
 試験が自らの成果を測るためだけにある。(100点満点というテストが少ない自らの解ける問題を解く選択式が多い。人の成績と比べない。)
 先生と生徒はファーストネームで呼び合う。とてもフランクな関係。厳しく指導することは少ない。

 高校は単位制。(5学期制。1学期は約2ヶ月、週3回の75分授業で1単位)
 履修申請、成績の確認、先生とのメール連絡などに学内システムを利用
 先生と生徒の間、保護者の間の連絡はインターネットの学内システムを利用
 高校の卒業試験は6時間。1日1教科。論述式。 高校の卒業試験が年に2回ある。
 卒業試験への関数電卓、公式集の持ち込みが可能。
 高校の定期考査も1教科3時間。1日1教科。卒業試験の影響から。
 試験前だからといって、試験準備週間はない。試験前日に対策のための授業がある。
 学校設備が充実している。(芸術教科への充実が特徴的。)
 ICT化が進んでいる。(実物投影機、プロジェクター、電子黒板、電子教科書、授業の録画とネット公開など)
 
 義務教育では、学用品(鉛筆、ノートまで)はすべて学校から与えられる。
 義務教育では、教科書は学校から借りて使用する。5年程度使い続ける。
 義務教育で定期考査はない。教員が自ら試験を設定する。
 義務教育では、1クラスの人数は20名程度。教科によりそれをさらに分割。
 義務教育では、習熟度別のクラス分けは行なわない。
 障害を持った生徒も補助指導員をつけて同じクラスで学ぶことが多い。
 小学校から英語クラスや音楽クラス、芸術クラスを設けている学校もある。